京都議定書は地球温暖化防止京都会議で議決した議定書。

簡単に言うと、地球温暖化防止するための対策や目標などが盛り込まれているもの。

テレビCMなんかでたまにチームマイナスに取り組んでいます!
みたいなことを宣言している企業なんかがあるでしょ?
ああいうのは、京都議定書絡みのもの。

空気を汚しすぎてしまって温暖化が進み、
南極北極の氷が溶けて、
海水面が上昇し、海に沈む大地が増えていく。

世界で一番最初に沈む国は、ツバル Tuvalu という国。
(南太平洋上の島国。首都はフナフチ。赤道と日付変更線の近くにあるエリス諸島からなる。英国から一九七八年独立し、英連邦加盟国。住民はポリネシア系。人口一万(一九九〇)。)

この国は、車なんてほとんど無いし産業もないので諸外国に比べて、大気汚染をするという要素がないのにも関わらず、現状、一番被害を受けている国かもしれない。

先日、テレビでも放映されていて、
ツバルの人たちの現状を見ると切なくなりました。
ちょうど、ツバルに関する本を読んだばっかりだったので。

その一方で、日本の三井物産などの商社などは、中国へ排出権の買い付けへ赴き、中国の工場のガスの排出を減らすことで自国の排出権を増やそうとする。

日本人ってここまで浅ましかったっけ?
排出権というのは削減目標を達成できない場合の代替策として、
議定書の受け入れをしていない国(発展途上国などが想定される)の排出する温室効果ガス(二酸化炭素 、メタン 、亜酸化窒素 、HFCs 、PFCs 、六フッ化硫黄 )の排出量を議定書受入れ国(先進国)が減らすことでその分、その排出権を枠として認めましょうというようなもの。

温室効果ガスのトータルの排出量は変わらないけれど、
よその国の排出量を減らすことで、
自分の国の排出量を認めてもらうという感じかな。

企業としては、減らす努力をすべきでしょう。
企業責任ってものがあるんだから。

それをよその国の排出量を減らしたから
自分のところは減らさなくてもいいなんて理屈は通らない。

さらに嫌だと思うのは、中国が排出権の輸出大国になることを目指すなんてことを平然と言う神経。

議定書を受入れろよって思う。

排出権取引目的で、議定書を受け入れない国があってはならないと思うから。

目先の利益のためだけに動く人間の愚かさを見た気がした。

ツケを払うのは、未来のこどもたちなのに。

コメント

nophoto
Mais Que Nada
2006年5月20日21:14

京都議定書を批准していないと排出権取引はできないかと
気候変動枠組条約・京都議定書の批准国図表

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