マツケンサンバ

2004年7月25日 音楽
いやん、けんさん素敵☆

なぁんちゃって。でも、松平健さんは子どもの頃からの大ファンで、暴れん坊将軍が私の理想の人だった。だって、かっこいいじゃない。きりっとした眉が素敵。あの心地よい響きの声が素敵。
『成敗』なんて言ちゃって、隠密に切らせて、自分はちゃっかり手を汚さないところも素敵。何気に、刀で切り合うシーンはほとんどみね打ちなんですよ、将軍様は人殺しをしない(笑)。

はぁ〜っうっとりって感じで、テレビにかじりついていたそうだ。子どもの頃。父親と健さんは仕事を一緒にしたことがあって、まあその時は会わせてくれって騒いで大変だったそうな。確か、4,5歳の頃。

子どもの頃の私が、好きだった俳優さんて、風間杜夫さん、三浦友和さん、松平健さん、石原裕次郎さん、渡哲也さんなどなど割と渋め。今でもそれは変わらないけどね。がっしりとした体格で、恰幅のいい人が好きみたい。

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今日は午前中はいつものごとく、家の手伝いをして、勉強をしてといった感じで過ごす。定例業務だーね。

夕方になって彼に会いに横浜へ。
横浜で一風堂というラーメン屋さんで夕飯を食べるが、イマイチだった。白丸と赤丸の味があって、私は白丸、彼は赤丸にした。博多ラーメンでトンコツがベースなんだけど、白丸はあっさりしすぎ。最初の味を感じるのは最初の一口目だけ。あとは、何を食べているんだろう、みたいな感じ。赤丸は、白丸同様味が薄いのにも関わらず、様々な香辛料の入れ過ぎで、微妙に刺激が多かった。何の味を主張したいのか分からないスープだった。やや旨みに欠けるというべきか。
いつも物凄く並んでいるので、よっぽど美味しいのかと思って期待していったら、期待外れだったというよくあるパターン。
期待した私がバカでした。

その後は、SOGOの地下で、手土産にとらやの水羊羹を買って、彼の実家へお邪魔する。水羊羹は、自分が食べたかったから(笑)。本当はね、普通の羊羹が良かったんだけど、彼が水羊羹が好きというので、そっちにした。

本当にね、食べたいのは、やーっぱり、京都祇園の鍵善良房の夏季限定、竹筒水羊羹でしょう!!!!

誰か買ってきて。

あのね、竹筒の底にキリで穴をあけて、ちゅるーっと吸うの。そうするとちゅるるんという感じで、水羊羹が出てくるわけ。若竹のいい香りのする水羊羹が。食べた後の竹筒は、そのまま、水鉄砲に作り変えるの。それで遊ぶのがまた楽しい。

小さい頃から、水羊羹って言うと、あの水羊羹以外、無い。

水羊羹を買うんだったら、京都の水羊羹がいいって騒いでいたら、彼がどんな水羊羹なの?と訊くので、説明したら彼の目がめちゃくちゃ輝いた。

どうしたの?と聞いたら、それ知っている、俺も好き!!とのことだった。

彼の亡くなったお祖父さんが、よく京都旅行帰りに、お土産で鍵善の水羊羹を買ってきてくれていたのだという。

私はもともと、生まれも育ちも大阪で、祇園は赤ん坊の頃から遊んでいた街だったので、地元と同様によく知っている土地だ。特に私の両親が祇園の商店街のお店の方たちと交流があったから、余計そうだ。

祇園のおじいちゃんおばあちゃんは、小さな骨董屋さんを営んでいて、鍵善の近くにそのお店があった。今はおじいちゃんが具合が悪いから営業はしていないけれど。おじいちゃんのお店に行って、父親とおじいちゃんが骨董の話をし出すと外で遊んで待っていなきゃいけなくて、お行儀悪くすると母親に叱られるのが怖いのもあったけれど、優しいおばあちゃんに気を遣わせてしまうのも嫌でひとり遊びをしていた。

商店街の人たちにはすっかり顔も名前も覚えられてて、誰かが相手して遊んでくれていたから淋しくは無かった。たまに舞妓さんに声をかけられたり。白粉の匂いが何となく好きだった。

おじいちゃんのお店の前で遊ぶのに飽きたら、ひとりで、探検ごっこ。真っ直ぐ、歩いてくと、突き当たりに八坂神社があって、今度はそこの境内でシャボン玉吹いたりして遊んでいた。

妹がちょっと大きくなったら、二人でそうして遊んでいた。

そうしておりこうさんにしていたら、ご褒美に、鍵善の水羊羹や和菓子など、いろいろ帰りがけに母親が買ってくれてそれも嬉しかった。
今思えば、かなり贅沢してたんだなぁと思う。

不思議だなぁと思った。

彼の小さい頃の大切な想い出と、私の小さい頃の大切な想い出。
なぜか、繋がっていることが多い。キーワードが一致する。
何と表現していいのかわからないけれど。

想い出話をしていたら、彼がよしよしと私の頭を撫でた。
何すんだこらって抵抗したら、ぎゅーっとされた。
京都のおじいちゃんおばあちゃんに会いに行こうね、と言われた。
何だか涙がじわーって出てきた。泣くところじゃないのに、何だか、とても泣けた。

なんで彼の前では感情を隠すことができないんだろう。
感情が剥き出しになる。剥き出しなった私は泣き虫で、とても弱い。

ねぇどーしてだろう。

彼の家では、彼のお母さんと結婚後どうするのかという話をいろいろする。彼は私とお母さんが二人で話をしていると、私が余計なことを言うんじゃないかと冷や冷やしているらしい。実は彼もよく泣く、だとか(笑)。

彼の家から、ちょっと遠いけれど、歩いて横浜駅まで出た。
少しでも長く一緒にいたかったから。
手をつないで、くだらない話をしながら歩いた。

別れ際に、彼が私の頭をぽんぽんと叩きながら、結婚しようね、と言ったのが、また嬉しくて切なかった。今は一緒にいられるだけですごく幸せ。幸せなのに、な。でも。

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