横浜ぶらり旅

2004年5月1日 旅行
今日は彼と横浜探索をした。

彼は生まれてこのかた横浜から一歩も出たことがないという生粋の浜っこのため、関内・伊勢崎町ぐらいまでは徒歩か自転車という感覚の持ち主なので一緒に探索するには歩くことを相当覚悟しておかないとキツイ。しかも彼の自宅は横浜駅から徒歩20分のところで、桜木町までも徒歩圏内という便利なところに住んでいるからやってらんない。

スタートは横浜駅。横浜駅で待ち合わせした。私が怒らせてしまって彼から今日限りで別れようって言われた。せめて今日一日は楽しく過ごそうって約束をする。泣きそうになるのを我慢しながら横浜ぶらり旅はスタート。

みなとみらい線で元町・中華街へ。

マリンタワー前にあるセレクトショップバーニーズニューヨークで、まずお買い物した。6階にインポートブランドのフロアーがあって、ドルチェ&ガッバーナがあるんだけど、そこで彼へキャノン内定祝いのネクタイを買った。値段は1万3千円くらい。彼からするとネクタイに1万円は高いという感覚らしい。学生だからまあ普通の感覚かもね。その割には就職活動用のスーツはダーバンのオーダーメイドの物ってきてるからどーかわからんけど。体格的にそれくらいじゃないと着れなかったという切ない事情もあることにはある。
「いいスーツにはいいネクタイをしなきゃ恥ずかしいのよ」って言ったら「そーかなー」って言ってた。
ネクタイは先日、大学時代からの友達O氏と下見に来て、一目惚れしたものをO氏にお願いしてお店で取り置きしてもらってたのだ。O氏はここのお店ができてからの常連さんでもある。謎が多い人だ。

1階に降りて、婦人物の小物を見る。
シルクのスカーフがいろいろあって、どれにしようか迷う。彼に一緒に柄と色を選んで貰った。本当はここで彼のお母さんの母の日のものも一緒に選びたかったんだけど、聞いたらもう買っちゃったということだったのでやめた。

山下公園で一休みして、公園で私持参の麩草団子を食べる。美味しかったのか彼が私の分を狙っていた。けどあげなかった。

それから中華街へ。
中華街ではいろいろ買い食いして、遅いお昼ご飯を秀味園という地元の人が行く中華料理屋さんで食べた。豚丼みたいなものを頼んだんだけどとっても美味しかった。値段も大満足の500円だった。

中華街から山下公園へ戻り、そのままプロムナードを歩いて赤レンガへ。

時々、本当に今日限りで終わりなのかなと思うと泣きそうになった。楽しかったけど本当に悲しかった。友達との間のことで大抵のことだったら悲しくても表情には出さないでいられるけど、彼とのことだったのでポーカーフェイスは無理だった。手をつないでいるのも切なかった。
彼の手はいつだってあたたかくて優しいからそれも悲しかった。

赤レンガは特にどうっていうことも無かった。予想以上に何も無かった。おしゃれなお店が確かにあったけどわざわざここまで来ることもないねーって話になった。

そのまま、桜木町へ。
桜木町で彼とさよならすることになった。これ以上一緒にいると絶対に泣いてしまうと思ってさよならしたら走って地下鉄の駅のホームへ降りた。後ろ振り返ったら泣き顔を見られてしまうから振り返りもしなかった。彼の「じゃあ元気でね」という言葉が余計辛かった。それでも途中のエスカレーターで下から上を見上げてしまった。彼が追いかけて来ないかなって。

券売機で切符を買おうとしたら、彼がにやにや笑いながら走ってきた。
どうやら性質の悪い冗談だったらしい。どおりで普段だったら怒らないことで怒り出したわけだ。今日は一日別れることを前提にしてデートをしようと言ったら私がどんな反応を見せるかどうかみようと思っていたという。本当に悪趣味。最低最悪。でも惚れているから別れなくてすんで良かったと思う方が先にきてしまうから私も馬鹿だ。
でもさすがに頭にきて「泣かしたりからかっていて楽しい?」と聞いたら、彼が「アヤちゃん反応が可愛いんだもーん。素直だねー。時々見上げた顔が悲しい表情をしててキューンってなっちゃったー♪もーカワイくてぎゅってしたくなったよー。」と笑ってごまかされた。でもそういう表情をしてたら本当に別れることになっても、別れられないかもとも言われた。

でもどっちにしても泣かされるような冗談はヤダ。

彼はイジメッコ気質。とにかく彼にはからかわれっぱなし。性質の悪い冗談に何度泣いたことやら。悔しいからいつか仕返ししてやろうと思っている。彼からすると私はからかいやすいらしい。あんまり嬉しくない。

桜木町からJRで横浜へ戻って、東口にあるバンガローハウスでカラオケをする。
そろそろ帰ろうかなと思ったけど、今日買ったネクタイがスーツに合うかどうか見たかったので彼の家へお邪魔することになった。
道すがら、なんとなくある予感がした。
「きっと弟さんの彼女ちゃんがいると思うわ。」
と私が言うと、彼は「えー?」と言った。
私の予感は絶対。特にこーいう時は本当に当たる。
案の定、彼の家に行ったら、弟さんの彼女ちゃんが来ていた。
彼が目をまん丸くして驚いていた。
「すごいねー。何でわかるの?」って。
一種の危険予知本能なんだと思う。弟さんの彼女ちゃんはかなり苦手なタイプ。まあ、とにかく苦手なんです。女の子好きな私が生理的に駄目と思うタイプはいつか自分と対立するだろう相手だからかもしれない。だからできるだけ関わりを持たないようにはする。疲れるから。

と、言うことで彼の自宅へお邪魔したもののかなり疲れた。
気楽にいきたいけど、できない性格のため。彼の家族にはクソ真面目だと思われている。まあ、いっか。本当はそうじゃないけど。

とりあえず、彼の家族にお暇して、駅前にあるファミリーマートで時間を潰す。20分くらいして彼がやって来た。

どういうことかと言うと、極めて簡単。今日はお泊りする約束があったからだ。恒例の。私と彼は月一でお泊りをする。ラブホだったりシティホテルだったり旅行だったり。その時によっていろいろだけど。大抵は横浜か渋谷のどちらかだけど。

家族にも気兼ねなく、二人っきりで過ごしたいから。
ということでホテルへ。

GWでどこも人が一杯。ホテルの外まで並んでいた。
でもとりあえず、部屋をおさえて。

やっと二人っきり。

お菓子食べたりおしゃべりしていちゃいちゃしてすごく幸せだった。

抱きついてたら嬉しくて涙が出てきた。
もう一緒にはいられないと思ったらすごく悲しかったから。
泣きじゃくっていたら、彼がごめんねと謝ってぎゅってしてくれた。まさか私が泣くとは思っていなかったようで少し困ったような表情をしていた。彼の体温が伝わってきて余計泣いちゃった。

そこまで俺のことを好きなの?と尋ねられて
好きだから泣いてるのと答えたら、更にぎゅって抱きしめられた。
そして、ずっと一緒にいようね、結婚してと言われた。

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